2020/08/05

2020年 YBCルヴァンカップ グループステージ第2節 G大阪戦

【大分 1 - 1 G大阪】



止まりました。公式戦連敗をとりあえず止められました。止血に成功。どさくさに紛れてのルヴァンカップ優勝を夢見てスカパー!に課金した水曜日。プライムステージ進出をかけての仕事を放り出して生観戦。とにかく気になったのがスタメンでした。

古参兵です、古参兵。J2J3時代から共に戦った古参兵がここに来て先発に復帰。伊佐のワントップに三平と小塚、両サイドが星と松本怜、ボランチに小手川と佐藤、最終ラインは真ん中に刀根、右に羽田、左に高畑、GKムンという布陣。古参を主軸に、新兵、補強組がバランス良く組み合わさったメンバー。最終ラインはちょっと不安だったけれども、強敵ガンバのFW陣に対して粘り強く奮闘してくれたので私、大満足です。


対するガンバ、超短期決戦となったルヴァンカップの生き残りを懸けて割と主力をぶつけてきた印象。まだ2節なのに両チームノックアウト戦状態。それにしても宇佐美とか使います?ねぇ?週末も試合あんのよ?次のステージに進出するために負けられない2チームの戦いは、「縦パス」がキーワードとなった印象。縦のパスはあなた、横のパスは私。織りなす試合はいつか誰かを優勝に導くかもしれない(※両軍敗退濃厚)



試合開始直後からテンションが高かったのはガンバ。もう、試合開始直後に畳みかけて先制して逃げ切ろうとしていたかのような戦いっぷり。トリニータとしてはここを一旦凌げたことが大きかった。さらに暑いですから、昭和電工ドームは。ガンバのプレスは続かず、徐々にボールを握れるようになった。それでもこの日、最終ラインから縦パスをばんばん通していたガンバの昌子。昌子から宇佐美や倉田、そして遠藤とパスが繋がるのでとんでもなく厄介な攻撃を受けることになったのです。しかし、最後に送られるパスに対して体を張って守備業務に従事した3人のCBが素晴らしかった。リーダーとなった刀根はもちろんですけれども、この日はパトリックに対して体を当てて守備に奮闘していた高畑が良かった。鳥取での成長をようやく表現できたのではないか。


しかし、29分にもったいないことに自陣深くでの横パスを奪われて先制点を許してしまった。しかし35分、バスバス通っていた昌子の縦パスも三平が奪い、伊佐に当てて、もう一回三平に戻し、三平のクロスを小塚が押し込む3人のショートカウンターが発動して同点に追いつけてしまった。昨年から加わった小塚、復活の同点弾。三平のアシストも良かったけれども、何と言っても伊佐でした。この日は両チームを通じて圧倒的な存在感だった。ハイボールに競り勝ち、昌子と渡り合いキープし、守備ではボールを追いかけ、獅子奮迅の仕事っぷり。潰れ役をさせたらJリーグ屈指のレベルになっている。週末は知念が川崎からのレンタルということで試合に出れないのでワントップは伊佐になりそう。今日のパフォーマンスは素晴らしかった。


伊佐が下がってしまった後は前線でタメが作れずに守備の時間帯が長くなってしまった。何度もあったピンチはGKムンがファインセーブで掻き出してくれた。安定していました、ムン。ビルドアップに関してもずっと取り組んできていたことが判るくらいにスムースで高木駿もうかうかしてられない。星のスプリントも、小手川の落ち着きも、羽田のヘディングも良かった。リーグ戦で試合に絡んでいないメンバーがほぼ本気のガンバ相手に何とか1失点に抑えた試合。連携面では特に、伊佐への縦パスがあり、サイド攻撃があり、裏抜けもありと攻撃回数自体は少なかったものの、縦パスがあるからこそ選択肢を絞らせない、J2で色々な戦術対策に苦しんだメンバーらしい打開策の答えがあった試合に感じました。


トリテンによればコロナの影響を受けて、大学生などを読んでテストマッチが出来ない状況に陥っているため、想定以上に新メンバーとの戦術融合が進んでいないのかもしれない。それに加え怪我やコンディション不良もあって状況は良くないのかもしれない。それでも今日の試合のように連携が取れて、モチベーション高く取り組んでくれているメンバーがいることが判ったことは大きな安心要素となったと思います。信頼できるというか、戦えるメンバーがいるということが大変心強い想いを感じることができる試合となりました。引き分けではあったけれども、謎の充実感があります。もう一度、不撓不屈の精神でチャレンジし続ける覚悟が決まった。次が川崎戦でしょ?ちょっとまた厳しい結果になるかもしれないけれども、今年は不撓不屈ですから、何度でも立ち上がりましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿