2020/08/24

2020年 明治安田生命J1リーグ 第12節 柏戦

【大分 0 - 0 柏】


オルンガ、止めたンガ。強力なケニア代表FWを止めたけれども、我が軍の攻撃も決め切ることが出来ずに痛み分ンガ。


今日から3試合、限定ユニフォームでの試合。カッコイイよね限定ユニフォーム。カッコいいよ。遂に限定ユニフォームを作れるまでになった喜びね。スタメンはシャドーが三平から渡に代わったのが前節との違い。連戦にも関わらずほぼほぼメンバーは固定気味。ベンチに知念が復帰したので一安心。そして遂に吉田舜がリーグ戦でベンチ入り。スタメン画像が微妙に変わりました。これも限定ユニフォームと関係あるのでしょうか?デザインは全然関連性無いけれども。

 

キャプテン鈴木義宜はJ通算200試合出場を達成。プロ入りしてほとんどの試合に出場してるんじゃないのか。まだ20代なんだぜ、信じられるか?DFではマリノス中澤佑二の通算593試合出場がNo.1の記録。まだまだ通過点です。これからも最終ラインに安定感を供給し続けて欲しい。おめでとうございました。

 

対する柏。7試合連続ゴール中のオルンガがワントップで登場。どんな戦術があろうとも突出した個で得点を生み出してしまうレベルの力。柏は4-2-3-1の陣形。J2岡山でブレイクした仲間隼人がスタメン。2019年のJ2チャンピオン柏、基本は「戦術オルンガ」を軸に背番号10番江坂が絡むという印象だった。オルンガを活かすなら柏は自陣に引いてトリニータのゴール前に広大なスペースを生み出したいと考えるはず。我が軍の擬似カウンターではなく天然カウンター。この天然カウンターをどう阻止するのかがこの試合のトリニータ側の準備だったと思われます。ルヴァンカップでは日本人の若手にパスワークで崩されて完敗したので「戦術オルンガ」だけではないチーム。どのように柏が出てくるのか、相手の出方を確認しつつのキックオフでした。

 

しかし試合内容は堅いトリニータ守備網、という印象しかない試合に。柏の攻撃はトリニータの守備網に悉く引っかかり、カウンターどころかボール保持を許さなかった。柏のプレスがハマらなかったことが全ての要因。オルンガ、守備は普通ンガ。ルヴァンカップの時の方がプレスをハメられていたように思える。あの試合を受けて練度の高いメンバーで準備してきたプレス回避に成功。これにより無駄に走らされることになった柏の中盤選手達は連戦の疲労もあってなのか、各々のパフォーマンスが急激に低下。特にブラジル人、座り込む割にプレーに戻るって何だったんだろうか。気になって公式アプリで調べたら驚きの数値が。



スプリント回数0回って、初めて見た気がする。計測バグでしょうか?やっぱり全然走ってなかった。こんなMFいます?怪我が心配になるレベル。このMF、水曜日の前節は11回スプリントしてました。我が軍がボールを保持出来たのはこのお陰な気がしてきた。ボランチの相方である大谷も2回は少ない。総走行距離では6Kmの差が出ている。走り勝てました。印象で柏のパフォーマンスが低いなと感じましたけど、数値でまざまざと差が出ているので、戦術以前に走れてないじゃん、っていうことが明白になっています。7連戦の最終戦で遠い大分、湿度の高い昭和電工ドームでプレスがハマらないとあんなことになってしまうのか。 パスミスも多く、とにかくトリニータの守備が光った試合となりました。


トリニータ側は攻撃時に島川が最終ラインに降りる形でボールを保持。いつもの4-1-5変換に戻した印象。前節までのやり方とは違って昨年のスタイルまでに戻った。この戦術に渡がどっぷり順応し終わっていたことが良かったと感じたポイント。いつの間にか違和感なく馴染めるようになっていた。右サイドに松本怜が戻ったこともあって連携面は昨年度のクオリティに。柏のワントップ3シャドーみたいな並び、GK含めて5人になるトリニータの最終ラインに対してプレスをかけると1人はフリーになっていることになって、しかも柏のブラジル人ボランチは走らないので1人フリーで前を向ける状態になっていたことが大きい。両サイドを上げられたし、ざっくりですけど、いにしえの戦術に戻すことが柏対策となった。ルヴァンカップを受けての対策も出来たろうし、分析・対策班の仕事っぷりが評価されるべき試合ではなかろうか。後は得点を決め切るだけでしたが、決定機を作れたものの1点が最後まで遠い。

 

柏の公式ツイッターは短評をまとめるのが上手。日本代表GK中村の壁は厚かったが、我が軍のGKムンの壁も同様に厚い。ビッグセーブが多かった。MVP級の活躍。後半、両軍微修正がありながらも試合展開は変わらず。スコアレスドローでの決着となりました。
 

トリニータの攻撃陣に関しては伊佐も髙澤も良かったし、サイドチェンジもバンバン決まってクロスも多かった。特に最後の最後、左サイドから作ったチャンスは決めたかったけれども。藤本が本当に惜しい状況が続いていて、あと少し、残りほんの少しの殻が破れそうで破れない。惜しい。もう一押し頑張れと声援を送りたい。送れないから投げ銭するしかない。 


しかしオルンガは長かった。身長も足も長い。それでいて走るスピードも判断も速い。本気で追ってないけれども一応は守備もする素晴らしい選手。ワントップで前線に張っている時間帯が長かったけれども、中盤に降りてこられるとどうしようもなかった。あれはもうスペシャルですわ。7試合連続ゴールってことは7チームが止められなかったってことですから、疲労もあったかもしれないけれども守り切れたことは自信にしておきましょう。安定感は素敵。スペインへの移籍話がスポーツ紙に出ていましたが、そんなオルンガを止めてしまった鈴木義宜にスペインからオファーが来たらどうしよう。15億円くらいの移籍金を設定しておいて欲しいもんです。


伊佐も三平も元気だし、髙澤もツヤが良いし、知念も復帰したし、渡も順応した。あとはシャドーで野村とか町田が戦線に復帰してくれると5人交代枠が活かせて、もっと勝利を手繰り寄せられる予感がする。ここから2週間は週末の試合に集中できるスケジュールになるので、じっくり相手を研究して対応する時間も取れる。この2週間、重要。戦術を一旦戻すのか、新しいチャレンジを始めるのか。目標の6位を達成するにはそろそろ勝ち点3を稼いでおかなければなりません。約三分の一を消化してシーズンの方針がみえる2週間になるのではないでしょうか。浦和戦、東京戦の戦い方が楽しみになります。



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