2020/08/16

2020年 明治安田生命J1リーグ 第10節 横浜FM戦

【大分 1 - 0 横浜FM】

   

ようやく連敗止まりました。止めました。素晴らしかった。ナイスゲームでした。お盆に先祖の霊と共に充実の試合内容が帰って来ました。早く線香を!線香を焚いてください!勝利のロウソクの火を絶やさぬよう!合掌!
 

柏にはオルンガがいるけれども、大分では伊佐ンガが圧倒的な存在感を発揮。前線からチームを引っ張った伊佐の日でした。この日のスタメンはワントップ伊佐、三平と髙澤がシャドーというJ3を知る3人の組み合わせ。右サイドに田中を配置したことで役割分担がスッキリした印象。岩田智輝も復帰で安心と信頼の最終ライン。ここまで不動のメンバーだった知念はコンディション不良でしょうか?柏戦に向けて知念ガも温めて待っているので先祖の霊と共に戻って欲しい。柏戦ではオルンガ、伊佐ンガ、知念ガ、高山薫ンガの4人が揃うことを願います。

 

7月に入ってから「頼みぞ」という謎の平安貴族語をツイートしだした公式。1回目は突っ込みツイートが満載となりましたが、2回目なので意図的なのか暑さでボケたのかは分かりませんがブロガーとしては揚げ足取りが出来るので助かります。流行らないのは確実。

 

昨年王者のマリノスのスタメン。オナイウは元気そうで何よりです。世界に挑戦した若者をなぜかマリノスが呼び戻すという世界規模での鮭漁的な強化方針。人員が厚いのに更に補強を続ける手を抜かなさ加減がやっちゃえ日産。7月下旬にポルトガルのクラブ経由で松本山雅からレンタルした前田大然が初スタメンという、思い切った起用となった。ベルギーのクラブが経営破たんしてウィンドー外で特例での移籍が可能となった天野純を戻すのは理解できるけど、同じクラブにいた小池龍太もついでに獲得。他所の鮭も獲得する勢い。とにかく厚い。しかし、今シーズンは若干苦しんでいる模様。戦い方は研究され、対策され、新戦力が馴染むのに時間がかかって上積みが発揮できない。規模が違うけれども我が軍と同様に熟成とレベルアップに時間がかかっている。 


昨シーズンからJ1リーグ戦で戦うと必ず面白い試合になる、名勝負製造機のマリノス。今シーズンも変わらずハイラインにこだわり、ボールを追ってくる。引き込み、裏を取る戦術の我が軍とスイングする訳です。絶対面白くなる故に、初めてサッカー観に行く人がいたらこの試合を選べば間違いない。今回もおススメしたい試合になりました。ジャリジャリ投げ銭したっつうの。 


5連敗中の大分トリニータはマリノスに対して構えずにボールを追いかけるアグレッシブな守備から試合に入った。伊佐の勢いに導かれるように前線からの守備がハマり、ボールを保持することが出来た。伊佐と三平ならば、もう勝手に連動してくれるので助かります。前田大然のスピードに対してはJ2水戸時代から痛い目にあっているし、U23代表で勝手知ったる岩田智輝が復帰して対応は十分。ポステコグルー監督とすれば、前田大然を手に入れたらあのスピードを活かしてみたくなると思うのです。とりあえず新戦力で調子の上がらないチーム状況を打開できると期待しての起用だったと思いますが実戦投入は早すぎた印象。研修する暇はないのでOJTが基本となる職場は我が軍と同様。


偽サイドバックの松原も居ないマリノスは前線のプレスが連動せずに長谷川と島川に横並びで自由にボール保持を許してくれた。左右に散らしつつ、裏も狙えるようになったトリニータはようやく狙いがワンパターン化しない攻撃を組み立てられるようになった。マリノスのやり方が分かっているからこそ、良くなった気はする。2本あったクロスからの決定機を伊佐と三平が決めてくれていたらパーフェクトな前半だった。マリノスが4-2-3-1っぽくなっていて、2-3のサイドの脇のスペースを上手く使えていた。
   

相変わらず裏のスペース全般を守るGK朴の守備範囲の広さには手を焼いて前半はあまり裏取りは出来なかったものの、サイド攻撃から決定機は作れていたトリニータに対して63分に前田、エリキ、扇原を下げて3枚交代して前がかりになるマリノス。この辺りから裏が取れそうになった。67分に最終ライン、三竿の縦パスを髙澤が裏で受けて抜け出す、派手なアクションで上がれと指示を出す片野坂監督、髙澤がゴール前で切り返してフリーの田中に送ってのゴール。久々に会心のゴールを観た。ハイラインのマリノスだったからこそのゴールのような気もする。

 

マリノスが不振過ぎるのか、我が軍が良かったのかが難しい評価ではあるものの、勝ったからもう何でも良いやという気持ちが正直なところ。攻撃も守備も、今日は勝つ、という気持ちのこもったプレーが多かったので結束力ではマリノスを確実に上回れた。身体を張った守備陣が素晴らしかった。不振王決定戦ではマリノスに軍配。あれだけの補強をした半面、戦術面での練度が下がると上手くいかなくなることを目の当たりに。マリノスも時間がかかったけど我慢を続けて昨シーズンの結果を得たので、新メンバーがフィットした後は怖い。


勝利を得て一息つけたものの、新戦術というか、今シーズンの上積みのチャレンジ部分は発揮できていないような印象。どのような新戦術なのか、まだまだベールに包まれたまま。それでも試合終了間際にインターン生たちが少しずつ輝き始めたのは良い傾向。井上のスピード感と小塚のスルーパスとか、藤本のドリブルとかが渡と融合し始めているので各々の特徴を活かせる連携が出来れば武器は増えそう。リスクのあるボール回しをする以上、ミスはゼロにはなりませんけれども、今日は無事に無失点で終えられたし、GKムンの安定感も素晴らしかったし、セットプレーの守備の穴も埋められたってことにしておきましょう。昨シーズンから戦術不変のマリノスだったからこそ分析と対策をする時間が取れたから良かったのか、要因は何なのか。水曜日の札幌戦、札幌対策なのか、戦術の上積みが発揮されるのか。上向くのかどうなのか。ナイスゲームだったけれども気を引き締めて次の試合を楽しみに待ちたいと思います。次も頼みぞ。やっぱり流行らないと思います、これ。

 

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