2021/06/20

2021年 明治安田生命J1リーグ 第18節 札幌戦

【札幌 ２ － ０ 大分】


中断期間が明けて、リーグ再開。家です、家。家からDAZN生観戦。陰鬱な週末も再開されてしまいました。せっかく福岡に勝って気持ち良く中断に入ったのに、再開したら即失点ですよ！しっかりしろ！きっとチームのコンディションが上がっているだろうと淡い期待を持っていたのに、エクストラコールドビールをぶっかけられたくらい急激に冷静になりました。札幌の戦術習熟度の高まりもヤバいけれども、それ以上に戦力ダウンが気になるレベルでした。


天皇杯で大活躍だったらしい井上がワントップでスタメンというリーグ戦初めてのメンバー構成。スピードのある井上を頂点に置いた意図はハイプレスで引っ掛けることだったのでしょうか？それともロングボール一発の裏取り？残念ながらどちらにしても機能したとは言えないかなという印象で終わった。ベンチに長沢を置いていたこともあって、前半風下のピッチを敢えて選択して我慢する展開にしておいて、札幌を自陣に引き込んで井上を裏に走らせる意図なのかと想像はしました。我慢しての後半勝負かな？と。全然我慢できなかったんだけれども。まぁ1失点くらいはあり得る話で、許容範囲かとも思いますが、2失点しやがったのでゲームプランは早々に崩壊だったのではなかろうか。ボランチに小林裕紀が復帰も下田が行方不明。水曜日に鹿島戦もある連戦状態なため何とも言えないけれども、選手層が上向いていない印象であった。野村復帰はまだか・・・。



対する札幌。昨シーズンからグレードアップし続けている新・ミシャ式が完成しそうな雰囲気。フルコートマンツーマンと呼ばれたりもする、ネガティブトランジション時にマンツーマン気味になる終わらない攻撃スタイルがバランスを手に入れて完成気味。いくいかない、やるやらないの線引きが重要だった模様。チャナティップも負傷から復帰して上昇しそうな勢い。が、しかし急転直下、現在J1得点王のアンデルソンロペスが中国移籍を前提に離脱するという緊急事態が発生してしまう。戦力ダウンは否めないものの移籍金はガッポリ入りそう。他の選手を買える貯金は手にしたのではなかろうか。アンデルソンロペスが抜けなければルヴァンカップならばワンチャンありそうだっただけに、FWの緊急補強を行うのかどうかが気になるところ。


先にも書きましたが、前半早々に2失点してしまったのでゲームプランは不発。今シーズン、開幕からゲームプラン不発が多い。きっと準備してきたことが発揮できずに深い位置に押し込まれっぱなしになってしまった。自陣に引き付けておいて、ボールを奪えた時に一つでも剥がせば大チャンスを生めるはずが、剥がせないわ、前に蹴っても風の影響もあってか裏抜けも出来ず、攻撃も保持も続かず。苦しい展開が続いてしまった。札幌が自陣でボールを持った時も連動してプレスに行くライン設定が若干浅めだったような印象もあって、札幌の最終ラインから正確なキックを繰り出す「じゃない方じゃない方」、本物の福森からのフィードで逆に裏を取られて金子に1対１を決められて先制点を献上という形であった。今シーズンは裏目に出がち。金子に2点目も決められて難しい試合にしてしまった前半であった。2失点で済んで良かったね、というレベルの前半であった。



1点でも返せれば試合を動かすことも出来ただろうけれども、あの手この手を尽くしても1点は奪えず。逆にピンチの方が多く3失点目を何とか防ぎながらの戦いであった。アンデルソンロペス抜きの札幌に完敗。後半勝負の策であれば1点くらいは返して欲しかったが・・・。 


今シーズンは若手が覚醒せねばかなり厳しくなる印象。昨シーズン、強化指定で大学生のうちにJ1を体感できた選手たちがいて、その選手たちが満を持して正式加入し、中心にならなければならなかったはずのシーズンで中々結果を残せていない。井上も藤本ももうひと伸び必要。こうなればいっそのこと使い続けて欲しい。長沢をベンチに置いて後半スタートのゲームプランは良いと思うので、少なくともゲームを作れるようにはなって欲しい。なるべく我慢して使い続けられないだろうか。個人的にはボランチの羽田をCBの真ん中に据えて欲しい。右に坂、左にエンリケを入れて、三竿を左サイドに一列前に出す。最終ラインはこれが観たい。観たいのだ。ベンチからリーグ戦に出場したペレイラがリーグ戦でどこまでやれるのか見極めても良いのではなかろうか。やれることはまだまだ沢山ありそうなので、勝てるメンバー構成、ゲームプランを練り続けて欲しいものです。


明日の他の試合結果次第では更に苦しい状況になりそう。中断明けになったら好転すると思ってたんだけれどもな・・・・。また勝利のジンクスを探しながらカツ的なものを食べ続けて脂肪を加えるしかなさそう。辛い。



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