2023/04/02

2023年 明治安田生命J2リーグ 第7節 磐田戦

【大分 2 - 1 磐田】

4月バカの日にDAZN生観戦。勝ちました。年度も変わり、DAZNの解説者も変わりましたがホームでの強さは不変。7試合目、シーズンの6分の1を終えて5勝1分け1敗、勝ち点16を稼いだ春です。良い春だな!勝ち点がもりもり稼げております。目指せ勝ち点富豪。

4月1日はエイプリルフール、バカの日だと思っていたのですが、なんと黒ラベルの日だったらしい。平素大変お世話になっております、サッポロビール殿の代名詞、黒ラベルが昭和52年4月1日に発売されたのが由来らしい。ということで、勝利の前祝いということで先に飲みました黒ラベル。4月1日は黒ラベル。

前節大宮にアウェイで3-0で負けた我が軍、ホームでは無事無敗を継続。春の陽気に誘われて変なおじさんも出現しがちですが、我が軍のマスコットニータンも甲羅が乾いて元気です。

ニータンと言えば、実は私もお出かけニータンを支援購入していまして、変なおじさんの仲間入りをした訳です。さすがに職務質問を受けそうなので持ち歩かないですけれども。大分FCから遅れておんぶ紐が送り付けられて来たんですが、使い方が分からなかった。送られて来たんでね、持ち歩かないですけれども、一応はどう使うのか気になるじゃないですか。試行錯誤してもしっくりこない。持ち歩かないですけれども。

試行錯誤の末にニータンを吊ってしまった。首がもげるかと思った。すぐに救助して事なきを得たんですが、しっくりこないままモヤモヤを抱えました。ぬいぐるみを抱えずモヤモヤを。しっくりきても持ち歩かないけれども。

そんな折、大分FCから情報が得られました。沢山の問い合わせがあったらしい。ということはニータンを首つり状態にしてしまったのは私だけではないってことだ。取説が明らかになったので試してみたのですが、うん、でも、なんか、しっくりこなかったです。人とニータンが背中合わせになるからおんぶにはならんし、そりゃまぁね、肩にぬいぐるみを掛けて歩いたことなんてないですから!その上で外出したことなんてもちろん無いですから!しっくりくる訳が無いんです!もしも東京では知名度の低いニータンのぬいぐるみをですよ?肩に抱えてですよ?外に出てですよ!?全裸で歩いていたら絶対逮捕される訳ですよ!?(※服は着ろ)全裸の中年男性がニータンで股間を隠しながら出かけちゃダメってことです(※服を着ろ)門外不出の我が家のニータンです。 

はい、サッカーの話をします。スタメンは前節の敗戦から2名交代。シャドーに中川、左サイドに藤本をチョイス。ベースの戦術は不変でスタメンとベンチの組み合わせだけを変更。九州の誇りチャントでメンバーを迎えたゴール裏。先週の悔しい敗戦からの繋がりですね。繋ぐ。繋ぐってやつです。スローガンに繋がってます。素晴らしいサポートでした。

対するジュビロ磐田。王国清水と王者磐田。静岡県勢が苦しんでいますが、まだマシの方の静岡。FIFAから補強禁止の処分が下り、ルヴァンカップ参戦による過密日程とメンバーを増やせないハンデを背負ってJ2を戦っている。補強禁止処分の発端となったFWファビアンゴンザレスは5月11日まで出場禁止、杉本健勇は3月、マリノスに電撃移籍。4-2-3-1を運用中で、ワントップには2種登録の逸材191センチの17歳、後藤を据える。大変だけど夢はある。前節の栃木戦を予習として観る限りは普通に上手くて強かった。日本代表のコーチであった横内監督は過密日程もあってまだ戦術的な「色」を出すまでには至っていない印象。補強禁止となったもののメンバーを慰留は出来て、同じメンバーで引き継げたことが大きい。一体感はある。杉本健勇に水を差されたけど。我が軍で育った松本昌也は既に中核のメンバーとしてベテランの域に入りそうな雰囲気。


この試合の磐田はトリニータのボール保持に対して低めの守備ラインを設定していた様子。積極的にプレスをかけて奪いに来る形ではなく、ある程度構えて守るスタイルで試合に入った。栃木戦とはアグレッシブさが段違い。中2日でアウェイで遠方の地、大分ですからね、勢い良く試合には入らなかった。保持して試合の主導権を握ったのはトリニータであった。流れの中で得点が少ない課題を克服するための一週間の成果か、ワンタッチで中央から攻撃をするなど、これまでにない攻撃の形を出せた。特にボランチが下がって受けた後にワンタッチでシャドーに繋げる攻撃には再現性があって良かった。ようやく再現性のある攻撃を繰り出せるに至り始めました。良い兆し。


試合が動いたのは右サイド、ペレイラが右サイドを駆け上がってスパイクを脱がされる程踏まれて得たFKから。痛そうだったけど良い位置でした。キッカーは中川。一度GKにパンチングで跳ね返されたボールを野村がダイレクトでクロスを入れ直す。伊佐が落とす、胸トラップしてバイシクルシュート気味に決めたのはシゲタイラーでした。

移籍後初ゴールおめでとうございます。素晴らしいアクロバティックな先制ゴールでした。なぜそこにいた系ゴール。ただ、ゴール写真には照れがあります。普通です。改善の余地あり。先制後、時折、磐田に押し込まれてシュートを打たれることもありましたが前半は無失点に抑えて折り返しに成功。上出来の前半。

後半、磐田は夢のあるワントップ後藤からベテラン大津に変更。前に出ざるを得なくなった磐田は前半セーブしていた体力を徐々に使い、プレスの強度を上げて来た。前に来てくれればプレスを剥がせば大チャンスを作れる。56分の攻撃はGKを含む最終ラインのボール回しから、弓場がワンタッチでシャドーの中川に渡し、中川がドリブルで運び、伊佐にスルーパス、絶好機を演出。惜しくもゴールは出来なかったけれども、左右に流れてチャンスメイクするけど、中には誰も居ない、みたいな攻撃が多かったここまでの試合から改善出来た攻撃の形が表現できていました。良い兆し。ここでも再現性があった。磐田の最終ラインとボランチの連携が悪く、前からプレスに行きたい中盤と、ラインを上げたくない最終ラインとで生まれてしまったスペースを野村・中川、野嶽・弓場で攻略。


追加点は58分。左サイドでボールを保持すると野嶽がゴール前、ポケットの位置に駆け上がる。デルランから鋭い縦パスを受けて野嶽が落とし、野村がワンタッチで中川に出す、こぼれたボールを伊佐が筋肉でキープして右足一閃。待望のシーズン初ゴールで追加点。待たせ過ぎです。

待望の得点でした。この試合はサイドに流れることが少なく、真ん中から縦に動くことが多かったのでシュートシーンによく絡めました。待ちに待ちました。素晴らし過ぎる程のプレスバックをする守備があるだけに、少し目を瞑りがちだった伊佐の課題。得点。ケチャップ出ました。更にこの顔芸があるので1得点以上の話題性があります。素晴らしい顔芸。今年チームを引っ張るメンバーの伊佐、野村の顔芸は素晴らしいな。カッコつけたり、照れたりする若手、見習って欲しい。これまで中々左サイドで攻撃の組み立てに加われなかったデルランが起点になっていたことも良い兆し。デルランが持って出せないならパスコース作ってあげれば良いと走った野嶽のナイスプレー。ダイジェストでは野嶽を観てやってくれ。なるほど!って思うはずです。


2点差で優位に試合を進められる状況になったトリニータ。磐田は松本昌也・金子を下げて山田大記と藤川虎太朗を投入。トリニータも疲労が出た伊佐・中川を下げて長沢と町田を投入。時間を使って、後はクロージングとなった時間帯。82分に弓場と藤本を下げて羽田と高畑でリフレッシュ。この交代直後に失点するんだからよろしくない。クロージングせぇよ。今年の3バックには高さと強さがあるので、ある程度放り込まれても跳ね返せるんでね、引いて構えてで良かったと思うんだけど、攻撃でも結果を残したい途中出場の選手と、クロージングしたいメンバーとの意識の差でね、ポッカリとスペースが生まれる局面が出来てしまった。ただ、この後はしっかりと守備で締めてタイムアップ。連敗阻止、素晴らしい結果となりました。

動員も愛内里菜招聘によるテコ入れで再び1万人を超えることが出来たし、良い週末となりました。磐田は元気が無い時間帯が長かったので、過密日程の巡り合わせが良い方に出ました。シーズンは6分の5がごっそり残っています。まだまだこれからです。継続、継続です。


0 件のコメント:

コメントを投稿