2021/10/18

2021年 明治安田生命J1リーグ 第32節 仙台戦

【大分 2 - 0 仙台】


今日もDAZNで生観戦。夏が終わり、急に強くなった気がする大分トリニータ。気のせいでしょうか?ここにきてようやく今季初の連勝(※シーズン終盤に書く文言ではないけどな)で残留の芽がしっかりと根付き、茎も太くなった気がしますが花が咲くのはもう少し先。勝ち続けないと即枯れてしまいそうな綱渡りは継続。全てが大一番となる残留争いの真っ只中に監督が芝刈り機になったりと、不思議と悲壮感が出ない。良い感じ、良い感じなのです。その上で、遂に悲願の御大来場が決定。


御大です、御大。悲願であった指原莉乃様ご来場。これまでお世話になりっぱなしの指原様を遂にお呼び出来るまでに至った訳です。J1に昇格して3年、遂にご来場ですよ!ギリギリJ1にいるうちに間に合いました。長年にわたるニータンに対する支援への感謝をお伝えせねばなりません。11月7日の第35節、ガンバ戦まではJ1残留の可能性を残す必要性があるのです。義務です、これは義務。そのモチベーションも加わっているに違いない。そりゃ強くなった気もするわ。


広報が過度に「大一番」と煽っているのが若干不安でしたが、負けたらどうするとか一切考えていない頭のネジのハズレっぷりは正しい。その「大一番」のスタメンには松本怜が右サイドで久々の復帰。ベンチには梅崎も加わって「大一番」の経験が豊富なベテラン勢を揃えた。ここ数試合の守備の安定感、攻守のバランスの良さは3バックとボランチが固まったことが大きな要因と感じる。その効果が攻撃面にも出始めたことが相乗効果。縦パスが増えた。全員の息が合い始めた。一致団結した良いチームになってきました。時間がかかり過ぎたけどな!



対する仙台。オーソドックスな4-4-2。これまで主力であった富樫、石原、西村が遠征メンバーに入っておらず不在となってしまっていた。卒業生の「じゃない方の福森」が左SBでスタメン。かつて「物足りない」と評され三竿にスタメンを奪われてから、そのまま移籍となってしまった福森。ゴリゴリドリブルで駆け上がったりできるはずなのにいつの間にか安定プレーばかり選択するようになり、物足りなくなってしまった福森。左足で蹴れてSBもCBも出来るので長く生き残る選手にはなるだろうけれども、それだけで良いのか福森。恩返しゴールするくらいになって欲しいぞ福森。共にJ3から這い上がった選手達には思い入れがあり過ぎて辛い。試合開始前に手倉森監督が「死闘になる」と予想したこの試合、残念ながら直接残留争いを行う当事者同士が蹴落とし合うような、前日にあった横浜FCと徳島の対決のようにはならず、結果ピッチ上で仙台だけが死んでいました。どうした仙台。



5月に仙台でアウェイ観戦したのが遠い記憶になりつつあるのですが、その時は両チームが惨い出来で、パスミスを奪い取ってパスミスするみたいなJ1レベルの試合とは程遠い内容だったことだけは覚えています。そこから半年かけて、監督を替えずに我慢し続けた両チームが何を積み上げたのか。内容としてはボールを保持するトリニータと、ボールを奪ってカウンターを仕掛ける仙台という試合模様。誰もが予想できる内容だった訳ですが、ボールを保持出来まくってしまったトリニータ。仙台のプレスに迫力はなく、終始上手く前進することが出来た。松本怜が入った右サイドでは町田、小出が絡み4バックである仙台とのミスマッチを突く、左サイドでは香川と三竿、渡邉新太が絡む。気を付けるべきはカウンターだけれども伊佐が中心となって即時ボール奪還への意識が強く、再保持。シュートに持ち込めるシーンこそ少なかったけれども、前半は仙台を圧倒する内容であった。細かくボールを繋ぎ、左右を変えながら前進する。仙台は4枚で守るため守備のスライドが遅れると致命的になってしまうためずっと走らされる状態に。ただ、主力を欠いた仙台として前半我慢出来たことはプラスに捉えていたかもしれない。内容は良いがバランスを崩さずに得点が出来るかどうか、カウンターのリスクと天秤にかけて、仙台の守備網を破る攻撃を実現できるかどうかが試合を決めるポイントとなりそうでした。唯一、松本怜が怪我で途中退場してしまったことだけが不安要素ではあった。的確なプレーの選択が出来ていた松本怜であったが、久々過ぎた稼働に身体が付いていかなかったか。刀根を投入して小出を上げるまで、一旦4バックにするなど緻密なケアが素晴らしいベンチワークであった。まったく隙の無いトリニータだったんですよ、この試合は。




ハーフタイムの両監督のコメントが分かり易い。後半開始から攻撃意識が高まった仙台、そのために最終ラインが高くなり、下田のロングフィードから伊佐の裏取りが決まってシュート、跳ね返りを渡邉新太が押し込んで先制に成功。勝ち点を得なければならない両チーム、出鼻をくじかれた仙台。渡邉新太は開幕戦以来のリーグ戦での得点となった。下田と伊佐の息が合ったことで生まれた得点であった。バランスを壊して少しだけ前がかりになった仙台の隙を突けた、してやったりの得点でした。



先制後、更に前がかりにならざるを得ない仙台の攻撃が機能せず。基本、カウンターで得点することを想定して来たからか無理をしないトリニータからボールは奪えず時間だけを消化できてしまった。それにイライラしたのか仙台GKヤクブスウォビィクがプレスをかけ続けて来る町田也真人に左ラリアット一閃、見逃さなかった主審が凄いと思うけれどもキッチリとPK判定。リプレイ映像で観る限りはそれほど強いラリアットには見えないものの、190センチのポーランド人が166センチと言い張る町田に触れてしまったら吹き飛ばしてしまうのは仕方が無い。体重差です、体重差。このPKを渡邉新太が決めて2点差。ここからトリニータが躍動。肩の荷が下りたのか、プレッシャーから解放されたのか、良い動きで更に仙台を圧倒し始めた。前半はプレッシャーで硬くなっていたのかもしれないと、2得点した後に気付きました。やっぱり残留争いと指原莉乃様ご来場のプレッシャーは大変な模様。仙台の攻撃はどうしようもない状態から脱却できず。最後まで残したフェリペカルドーゾはエンリケに完封され、途中交代で入った選手達は出場自体が久々という状況で噛み合わず。怪我なのかどうか分かりませんがFW不足?夏の補強が上手くいかなかったのでしょうか。5月の対戦時よりも質が落ちてしまっていた印象。メンバー不足を鼓舞するために敢えて「死闘」と焚き付けたとすれば台所事情が苦し過ぎた手倉森監督の戦略だったのかもしれない。試合は2点差のまま終了。内容はスコア以上に大分トリニータの完勝であった。勝利給持ってけ泥棒!(※車両泥棒はダメです)



J1でホーム3連勝、13年振りだそうです。仙台が残念だった点を差し引いてもトリニータは全員が良かった。ホームでは勝てるようになった。課題はアウェイでの戦い方。バランスは崩さないようにセットプレーで先制して勝ちきるみたいなことが出来れば良いのだけれども。気のせいじゃなくて、プレッシャーが無ければ強くなっている印象はある。メンバーの能力、個の能力が上がっている中でチーム全体のバランスが良い。特に羽田が良すぎる。ボールを持ってターンとかどんどん良くなっている。下田も羽田も縦パスが良い。このボランチコンビ、かなり良い。



湘南が引き分け、徳島が横浜FCに負けたこともあり18位に。徳島との差は2と射程圏内に入ってしまった!次節、アウェイでの徳島戦に勝てると順位を一つ確実に上げることに。湘南と横浜FCのダービーの結果次第では残留圏に浮上する可能性まで手に入れてしまった!得失点差が巨大な負債となっているので勝ち点で上回る必要があるトリニータとしては勝ちたい。引き分けでも悪くないけど、勝ちたい。



次節、33節は残留争いがヒートアップ。残留争い、もはや楽しくなってしまっているんだけれども選手やスタッフは日々プレッシャーと戦っていると思われます。苦しい日々から解放してあげたいけど、こればっかりは自分たちの手で勝ち取るしかありません。片野坂体制の尻上がりっぷり、土俵際での強さを信じて残り6試合、悔いの残らないように。




2021/10/04

2021年 明治安田生命J1リーグ 第31節 C大阪戦

【大分 1 - 0 C大阪】



夏が終わって急に下位クラブが強くなるというJリーグ秋の風物詩。鈴虫みたいなもんです。totoでも鹿島が横浜FCに負けるなんて予想しませんのでね、私のtotoも早々に死にました。残留を争っているボトムズ界隈で湘南以外が全て勝ち点を得るという状況で迎えたプレッシャーのかかる一戦をDAZN生観戦。見事、見事&見事の勝利。まだ残留争いを戦い続けられます!この楽しい日々が1週間でも長くなりますように!久々の勝利で大分FCの社員が車両盗んで逮捕されたとか訳分からんニュースのことなんか完全に忘れました!勝利は良い!窃盗はダメ!


スタメンは変更。ワントップに伊佐をチョイスし、2シャドーの一角には待望の町田也真人が復帰。右サイドには増山が入った。3バックの右には小出が入る。井上健太、ペレイラが久々にベンチに入った。控えのGKはポープに戻った。



対するセレッソ。シーズン途中にクルピが「首ピ」されて小菊コーチが昇格就任。長い間セレッソのコーチを務め続けた人材。スカウト時代にGK丹野を獲得しようとして通ったチームにいた香川真司を発掘した目利き人。一応丹野も獲得した模様です。この小菊監督就任以降、セレッソは立て直された印象。連戦なんか気にせず主力を固定化し過ぎたクルピ監督に対して、上手くローテーションは出来る監督ではなかろうか。しかし、この試合は中2日でルヴァンカップ準決勝を控えるというモチベーション的には非常に難しい試合。キャプテン清武家の次男は怪我でまだ離脱中。なるべく主力は温存してタイトル獲得に振り向けたかったはず。日程的には完全に追い込まれまくっているトリニータに対し、モチベーション的に上回れなかった印象。オーソドックスな4-4-2を主とし、左にスペイン帰りの乾、右に坂元を配置して前線の身体の強いFWに楔を入れ、両サイドがドリブルで仕掛けてくる。守備時は4-3-3のコンパクトな3ラインで守っていた印象。ルヴァンカップで頑張ってください。清武がカップを掲げられますように。



試合開始から良い入り方が出来ていたのはトリニータ。コンパクトなセレッソの守備体形の裏のスペースにロングパスで伊佐が抜け出し、起点作りに成功。長沢ではなく伊佐が選ばれた理由が明白。そこから左なら香川、右なら増山が絡んでクロスからチャンスメイク。8分には右から増山がクロス、町田が飛び込んで抜けて行ったボールに伊佐がダイビングヘッド。残念ながらキムジンヒョンに止められてしまったけれども、シュートシーンも多く、早めに先制しておきたい試合展開。セレッソはトリニータの最終ラインに対してプレスは掛けて来ず、コンパクトな布陣を維持する形。お互いにお互いのやり口を分かった上でバランスを崩さないように盤面が動いていた。



試合が動いたのは32分。FKで高木がフィードを前線に送る、セレッソ跳ね返す、セカンドボールを下田が回収して香川に預ける、香川が渡邉新太とのワンツーでサイドに抜け出してクロス、町田が決めて先制に成功という流れ。香川のワンツーに対して食いついたセレッソ側の守備に痛恨のミスが発生。香川と渡邉新太のワンツーが素晴らしかった。マークが一つずつズレて行ったことを見逃さなかった素晴らしい攻撃の作り方。待望の先制点が前半のうちに奪えてしまった。やっぱり町田は素晴らしい。この日は左と右の攻撃のバランスが素晴らしかった。香川と渡邉が作ったら町田と増山が決めにかかる、逆もまたそのセット。ワントップ伊佐もどちらにも絡んで攻撃面は良かった。試合後の町田のコメントに得点は「練習通り」とあるので対セレッソ戦術、狙い通りだったのではなかろうか。右サイドの増山はほとんどボールを後ろに戻さない異端な感じすらあった。前へ前へ、久々に感じた攻撃への正しい姿勢。守備面は若干セレッソの両翼、乾と坂元のドリブルに手を焼いて危うい場面もあったけれども、高木が踏ん張って前半リード、無失点で試合を進められた。セレッソって今はカウンター主体のチームなのね、っていう印象。ルヴァンカップで頑張ってください。




セレッソは後半開始早々から交代カードを投入。エンリケに完封されていたオーストラリア人アダムタガートを下げて183センチの山田を投入。仙台にレンタルされていた時に昭和電工ドームで得点したらしいのだけれども、全く思い出せません。



後半は全員から上手く時間を使う意識が強く感じられて頼もしかった。ルヴァンカップの準決勝、決勝に出たいセレッソ若手のモチベーションが余り高まらない中、試合の図式がさほど変化しないまま時間が過ぎていった。戦おうとしていたのは乾くらい。荒いプレーをするベテランと見るか、戦う男と見るか。ベテランに引っ張られて激しさが増し始めた試合の中で、先手を打って強度を保ったのはトリニータの方であったことは意外であった。



井上健太が久々の登場。どちゃくそ速いスピードで何度も右サイドを脅かした。脅かし過ぎて膝蹴りを食らうレベル。全員のモチベーションが高く、球際で意識の強さを見せたトリニータに対して1人燃える大ベテラン大久保嘉人が厄介でしたがこの日は守備陣が素晴らしく踏ん張ってくれた。セーフティな意識が高まった高木、背の高いFW達とやり合ったエンリケ、最後の砦となった三竿、守備だけでなく攻撃にもアクセントとなった小出、素晴らしかった。完封勝利で残留の芽が発達。セレッソはルヴァンカップで頑張って下さい。



今日のニータンは社員を逮捕した警察のコスカメだったのでしょうか。パンチが効き過ぎて良い。残留に向けて大分FCの頭のネジもハズレかけていて良い。プレッシャーを跳ね返すには頭のネジの1本や2本は外した方が良いんです。窃盗はダメだけどな。


はい、現実に戻りましょう。えぐい得失点差という負債があるので、勝ち点で上回るしか残留の芽から花を咲かすことが出来ません。今節、湘南だけが勝ち点を得られず残留圏に一旦脱落。徳島が一歩抜け出しましたが、残留圏までの勝ち点差は「5」と前節より「1」縮まった。トリニータが薄い氷の上を全力疾走している状況は変わらず。それでも直接対決連戦が残ってしますから、これを勝ち続けるかどうかです。セレッソ戦での勝利は本当に大きかったと改めて感じます。残留争いを楽しむ上で、次節からの2連戦はたまらない状況に出来ました。最高にヒリヒリ出来る試合になりそうで楽しみ。ふと思い返すと、片野坂体制になってから結果を残した年はシーズン終盤に上り調子になった記憶、ございませんか?J3の優勝も最後まで追いかける立場だったし、J1に昇格した年も尻上がりに連勝したし、「終盤に強い」という特徴があった気がしなくもない。次節も氷の上を全力疾走頑張りましょう。



 

2021/09/27

2021年 明治安田生命J1リーグ 第30節 名古屋戦

【名古屋 1 ― 0 大分】


節目の第30節、かなり厳しい試合になるであろうことは推測出来ていた名古屋戦をDAZN生観戦。堅い試合運びが期待されましたが早々にミスから失点。自らJ2に頭から突っ込むような試合展開となってしまいました。J2に向けてヘッドスライディングしてどうする、残留に突っ込め、残留に。精神衛生上、この試合は無かったことにしたい。一応書き残します。試合内容自体は名古屋対策が練られており、むしろ結果的に1失点で済んだことが逆に悔やまれるというか、戦える内容には持ち込めていた印象。連戦で名古屋はかなり弱っていると感じただけに、前半を凌ぐことが出来れば勝ち点を持ち帰れる可能性はあったかもしれない。結果的には名古屋の守備陣を破れていないので評価は難しいんだけれども、得点を生み出せず、勝ち点の積み上げも出来ず。他チームの対戦状況によっては残留の芽が枯れ果てる大ピンチ状態に。


スタメンには呉屋が復帰。前節までのベースを崩さず、名古屋相手に得点するためのメンバー選定だったと思われます。前半我慢して後半に少しずつ攻撃のギアを上げたい。シーズン終盤に積み上げて来た戦い方を踏襲。GK吉田舜がベンチ入り。



対する名古屋、14連戦がこの試合で終わる状況とのこと。スタメンに柿谷、マテウスがいるのにベンチには大怪我から復帰した金崎、ガブシャビ、相馬、そして連続でエグいゴールを決めているシュヴィルツォクと選手層が本当に豪華。日程変更に足を引っ張られながらも3位と堅実な結果を残す。フィッカデンティ監督が井上順に似て来ているのが気になったけれども、試合には勝利してJ1通算100勝目。シーズンでクリーンシートが19試合目というJリーグ新記録達成。堅い。ちなみに我が軍はこの試合の負けでリーグ戦19敗目でした。そりゃJ2に頭から突っ込むわなっていう話です。



瑞穂が改修工事中とあって、珍しく豊田スタジアムでトリニータ戦を組んだ名古屋。私、まだ足を踏み入れたことがないスタジアムなので行きたかったです。いつも瑞穂で、文句言ってましたが遂に豊田スタジアムで開催となったらアウェイ席も無いし、チケットも買えないし、アウェイ観戦から遠ざかり過ぎています。寂しい。さて、試合開始から異変があったのは長沢の位置。呉屋がワントップに入る形で、左のシャドーの位置に入ってサイドに張っていた印象。名古屋の右SB成瀬は166センチと小柄だったので起点を作り易いサイドに張って、中谷かキムミンテのCBを吊り出してスペースを作ろうとしていたのではないかと思われます。ワントップの呉屋、渡邉新太が決定的な仕事を任せられた形。名古屋は4-2-3-1をベースに守備時は4-4-2っぽくなったりもする、帰陣の速い堅守速攻型。基本は前線で奪おうとするけれども、奪えないと判断すると帰陣が速い。トリニータとしてはリトリートされても長沢で起点大作戦が発動出来て、逆サイドまで展開できればサイドでフリーの選手が作り出せる・・・はずだったんだけれども、前半はそれほど上手く機能はしなかった。名古屋のプレスに圧されて自陣での繋ぎでミスが出て9分に先制を許してしまった。


リードを手にした名古屋は無理せず前半をやり過ごそうとし、攻撃はカウンター以外で無理をせず。ここから攻撃が機能したって評価が難しい訳です。コーナーキックでは得点の雰囲気を感じつつ、決定機はほぼ作り出せないまま前半は終了。




勝ち点1でも持ち帰らなければならないトリニータは後半開始から選手交代。かなり積極的に動いた。刀根と渡邉新太を下げて、増山と小林成豪を投入。小出をCBに下げて右サイドに増山、小林成豪はそのままシャドーに。攻撃を活性化させるためのリスクをとった。サイドからのクロスで決定機を作り出せたものの、名古屋GKランゲラックの牙城は崩せず。交代で入った小林裕紀、伊佐、野村も良く絡んで頑張ったけれども得点は遠かった。増山のヘディングが惜しくもオフサイドになったり、フリーで長沢がヘディングシュート出来たりと前半よりも形は作れていた。5人の交代枠を使ったこともあり、小林成豪が途中怪我をしながらピッチに立ち続けるというアクシデントもあった。攻撃陣は奮闘したけれども1点が遠く、敗戦。高木のビッグセーブがなければもっと失点していた可能性もあって、かなりの見どころはありながらも1-0というロースコア決着。



この試合の後、川崎vs湘南の試合で湘南がリードという気持ちが落ち込む状況ではあったものの、さすがは川崎。後半に2点を返して逆転勝利を飾ってくれた。家長のクロスに飛び込んだ知念、大分に関わっている選手が逆転ゴールを決めたのでね、これはまだ何かあるってことですよ。ギリギリセーフ。このお陰で湘南との勝ち点差は変わらず6のまま。試合数だけが減った。可能性だけが搾り取られる中、32節、33節に仙台と徳島と連戦を控えることになる。次節セレッソ戦で差を詰められるか、維持できるかどうかが大変重要になってまいります。今節は川崎のお陰で差が維持出来たけれども、徳島が伸びる可能性もあるので何とか勝ち点差を維持するためにセレッソ戦では勝ち点が無ければ厳しい。毎試合が修羅場になって参りました。残留争い、ここまで来たら楽しみましょう。


2021/09/19

2021年 明治安田生命J1リーグ 第29節 鳥栖戦

【鳥栖 0 - 0 大分】


九州ダービーによるフライデーナイト「金J」に開催予定だったこの試合は、台風の影響で珍しく1日だけの順延を実現出来てしまった第29節。水曜日の代替日程のような、変な日程になるよりは翌日にすぐに試合が出来て影響が少なくて助かったのではなかろうか。まだ運がある。この試合を含めて残り10試合となったJ1も佳境、どっぷり残留争いの沼に肩まで浸かっていることもあって1プレー1プレーに重みを感じる。手に汗握る熱戦はスコアレスドロー決着。発芽した残留の芽はそのまま成長せず、枯れもせず。まだ生きています。


スタメンは前節と変わらず。逆に珍しいスタメン固定。前節湘南戦で結果を出したメンバーを選んだけれども、湘南とフォーメーションが同じ鳥栖で連戦になったことで固定メンバーになった印象。若干の違いはあれど戦い方も継続するのかなと推測していました。ベンチメンバーは伊佐、野村、町田、増山、小林裕紀、坂、ポープ。


対する鳥栖、経営問題やパワハラ問題など色々あったけども、なんのなんの3位に躍進と絶好調。ACL圏内を目指しているらしいんだけれども、大丈夫か鳥栖。ACLは目指すもので出場するもんじゃないぞ。あれは金持ちクラブが出場する大会だぞ。来年2チーム作らないと大変なことになるんだぞ。九州にいなさい、九州に。注目プレイヤーは漢字変換が難しい酒井宣福。胸に輝くブラックモンブランとミルクックのせいでFWもSBもこなせる異才に育ってしまった。前回の対戦時には怪我で離脱していたはず。酒井宣福が戻って再び鳥栖も調子を取り戻した。今の鳥栖には必要不可欠な中核選手。身体の強さと思い切りの良さが恐ろしい選手。もう一人はアンカーに陣取る10番樋口。1試合平均の総走行距離リーグNo.1の鳥栖にあって低い位置から攻撃参加する10番。鳥栖の攻撃の要。



試合の入りはトリニータに分があったものの、徐々にボールを握った鳥栖ペースへ。トリニータは前節の湘南戦ほどロングボールを使わなかった印象。GKからは無理せず前線に放り込んだけれども、ターゲットとなる長沢は湘南とは逆の右に寄った。恐らく鳥栖の3バックの左、168センチの大畑狙い。これで真ん中のエドゥアルドが対応に引っ張り出されたら空いたところを狙えるし、競り勝ったら起点に出来るしでロングボールからの狙いは前節と同様だったと思われる。鳥栖も我が軍のCBエンリケが食いつくタイプであることを利用してスペースへのダイアゴナルランを中心としたチャンスメイクを仕掛けて来た。両軍、3バックの真ん中ブラジル人を誘い出す大作戦からの決定機創出を手段としてゴールに迫ろうとしたのではなかろうか。鳥栖の方が決定機は作れていたが、キャプテン高木が踏ん張って前半は無失点で終えられた。



後半も構図は変わらず、スペースの作り方と使い方が上手かった鳥栖と小刻みなパスでラインを上げられたらチャンスになるトリニータ。この試合は羽田が良かった。完全にボランチの人でした。最後に決め切る仕事までしてくれたら完璧なんだけれども。両チーム選手交代をしても試合は動かせず、スコアレスドロー決着。ゴールは生まれませんでしたが面白くない試合ではなかった。狙いとチャレンジ、阻止と我慢。盤面を動かそうとした鳥栖と、エンリケがチャレンジに動くけれどもカバーが出来ていたトリニータ。トリニータはコーナーキックで得点が取れたらプラン通りだったと思われる。どちらかと言えば鳥栖が勝ち点2を失った試合。鳥栖のシュートも枠内に飛んでいた割に決め切れず。鳥栖は相性が良いのかもしれない。トリニータのチャレンジはあと一歩、コーナーキックでニアに蹴って何かが起きていれば勝ち点3、何も起きなければ最低でも勝ち点1、そんな試合でした。



実際は危うい場面が多かったけれども、無失点であることは良い事です。湘南も引き分けたため、残留戦線の目標とは勝ち点差が変わらず。ここは大きなポイント。残り9試合。



ざっと対戦スケジュールを確認して残留戦線ボトムズの残り試合を確認してみましたが、直接対決が多い32節、33節、37節は熱い。今節清水と仙台が直接対決で清水が少し抜け出したけれども、これ以降下位と一切絡まないということは、全て上位との試合ということ。清水もまだまだ分からない。次節は湘南が勝ち点を得にくいフロンターレチャンスタイムの裏で徳島と仙台が直接対決。しかし、残念ながら我が軍も名古屋と戦う絶望ゾーン。それでも湘南が川崎に勝ったり、トリニータが名古屋に勝ったりするのが残留戦線。勝ち点1で問題ない戦い方が出来るかどうか。久々の本格的な残留争いに何だか楽しくなってきた。どうせなら最後の最後、ギリギリまで楽しみたいものです。



 


2021/09/12

2021年 明治安田生命J1リーグ 第28節 湘南戦

【大分 2 - 0 湘南】


松井珠理奈さんを観に行ったスケベの皆さん、ご機嫌いかがでしょうか。私はDAZN生観戦でしたが遠く離れた東京でオッサンが試合前にカツ丼なんかを食うよりも、スタジアムに元SKEのエースが来てくれた方が断然ゲン担ぎになるってことに人間としての圧倒的な差を感じざるを得ない試合となりました。俺もチームにモチベーションを与えられるアイドルに生まれたかった。バラバラになりかけた試合運びの意識が統一され、一致団結のスローガンの基に再構築。そんな試合でした。


エンリケと同い年ということに衝撃が走る。エンリケ若いな。元SKEでエースだった松井珠理奈さんに負けず劣らず、我が軍のエースも凄かった。何一つ諦めなていない漢達が昭和電工ドームにいた。



この試合を落とすと逆転残留に向けて「芽」が無くなると感じていた大事な試合。可能性を発芽させなければならないスタメンにはDF登録の選手が多く入り、夏の補強って何だったんだろうっていうくらいの既存戦力が主。コンディションが良い選手が並んだ。久々に登場した髭の刀根が3バックの右に入り、右サイドには小出、ボランチには羽田。長沢のワントップに渡邉新太と小林成豪がシャドーに入る。天敵である湘南のウェリントンを抑えるため、守備で落ち着いた試合を作りながらセットプレーで強みを活かせるように、そんなゲームプランが垣間見えるスタメン。



対する湘南。8月31日に浮嶋監督が「退任」していた。「解任」ではなく表向きは「退任」であった。ここまで粘り強く湘南を率いていた浮嶋監督が辞めてしまうタイミングとしてはかなり不自然な印象であった。ご病気とかじゃなければ良いのだけれども。



代わって監督に就任したのが山口コーチ。昇格して監督となり、初陣となった。ジェフとガンバのイメージだけれども湘南で監督のキャリアをスタート。個人的には湘南よりもジェフを救ってあげて欲しかった、ジェフを。


湘南はアンカーを置いた3-1-4-2で、タリクと天敵ウェリントンがツートップっぽい形で対峙。オリンピック代表で大活躍だったGK谷を湘南の顔として絶賛売り出し中。もう一人のウェリントンはベンチスタート。天敵のウェリントンが分裂しないように祈りました。



勝利の女神がいないなら作れば良い、くらいの追い込まれ具合でニータンまでもが女装し始めたこの試合、お互いに負けないように堅い試合の入りではありました。亀試合。前線からプレスに行くことがベースにはあったけれども、プレスを開始するラインの設定は少し低めになっていたような印象。お互いにボールをシンプルに前線に供給しながら様子見の展開。湘南がボールを握りつつ、トリニータがカウンターチャンスを伺う様相。


山口監督がどういうスタイルになるのか全く予想できなかったけれども、準備期間が短いので大きな変化はないだろうという読みがトリニータ側にはあったと思う。上背の無い湘南3バックの右、キャプテン石原に長沢を当てて高さで起点とし、左で作って右で刺すが本日の攻撃のベースであったと思われる。これが結実したのが32分。三竿が直接ペナルティエリア内にロングパスを供給、こぼれ球を右サイドでフリーになっていた小出がカットインしてシュート。小出のシュートが枠に飛ぶなんて期待してませんでしたから(※すまんな)、びっくり仰天のJ1初ゴール。久々のスタメンで結果を出した。この試合のファーストシュートがあっさり決まってしまうというラッキーに感じましたけど、デザインされた狙いから決まったと思っています、私は思ってます、はい。前半はエンリケ、刀根、羽田の高さと強さでウェリントンとタリクを抑えることが出来たこともあってプラン通りに進められた印象。



先制しても逆転負けが多かった数試合を経験したこともあって、全く油断できなかったけれども湘南はこれといって仕掛けてこなかった印象。この辺りが初陣となった山口監督が相手であった巡り合わせを感じる。勝利の女神が存在するとしか思えない。アイドルはイベントで客を盛り上げる能力に秀でた方々じゃないですか、その中でもエース級が大切な試合に合わせて来場してくれたことは本当に大きかったんじゃなかろうか。湘南にボールを握られ過ぎの印象はあったけれども、真面目に新監督の言いつけを守ったであろう湘南の選手達、だからこそ対策がハマったまま活きた。プレスの強度が落ち始めた79分、長沢に代わって投入されたISAのエースこと伊佐が、入った直後こそポストプレーでミスしてましたが、一人でしつこいプレスを敢行。87分には一人でボールを奪い、試合を決めるゴール。13番の仕事っぷり。元SKEのエース松井珠理奈さんは「おへそ」が可愛いらしいけれども現ISAのエースは「ふくらはぎ」がえぐい髭面。アイドルです、アイドル。我が軍のアイドル伊佐が逆転残留に向けて強烈なメッセージを発してくれました。出た、芽が出た。諦めない漢の諦めないチェイスとゴールで湘南に完勝。


蹴ったの、ってボールにハート付きですよ、あなた。鼻の下伸びるっつうの。ありがたや、ありがたや。無失点での勝利は守備陣の奮闘が光ったし、中盤もシャドーも皆良く走った。


試合の内容はですね、それほど良くはなかったと感じるんですが気持ちで上回った印象。もう少しボールを握りたかったし、こちらのペースに持ち込んで走らなくても良い試合運びの方が正解だったのかもしれない。コーナーキックも少なかったし、シュートも少なかった。


日頃は面倒くせぇOptaが珍しく良い印象っぽく書いているけれどもシュート3本は少な過ぎた。もう内容よりも結果重視の秋だけれども、勝って反省するのが良いじゃないですか。小出も言ってました。勝って反省。次節は金曜日、鳥栖との九州ダービー。発芽した芽を育てられるか!


アイドルも女装も縁起の良いウサギも出来ることは全部やっていこう。