2009/10/27

Jリーグ 第30節 アウェイ 京都戦

戻ってきました。東京に。
連れと2泊3日で京都へ。東京~京都間は様々な旅行プランがあり、
結構格安で移動できる手段が用意されていたりする。
世界的な観光地京都だもんで、応援後に観光も楽しみました。
楽しめたか?楽しめたのだろうか?
ま、残念な結果でしたが淡々と振り返ってみましょう。


初日、京都到着後すぐに西本願寺で必勝祈願。
浄土真宗なはずの俺。たぶん。
総本山なはずの西本願寺でただひたすらに祈る。
助けて親鸞さん。


西京極到着は試合開始1時間前。
トリニータサポの数に驚く。大集合。
前方の席と飯を確保。
やきそばを急いで掻き込みつつ、コール開始。
フライドポテトは史上稀に見るダメポテトな出来。
おかんが弁当に入れてた冷凍食品よりカスカス。
あれは残念すぎたわ。


さて試合ですが、帰ってきてからスカパーの録画を
確認しても完全に雨で「受信できません」モードだったので
よく分からんことがあるのだが、現地で紹介された
スタメンから想像するに、3-5-2で


   高松 チェ

    東

高橋      家長

   金崎 エジ

 菊地 藤田 深谷

   西川くん


こんな感じかと。
反対側サイドに攻める場合、トリニータの前線が見えない。
ほぼ確認できず。そのため、実際どういうポジションだったか
現地では確認しずらかった。
ましてやチェなんて見慣れてないから前半で確実に
認識できたことはなかったな。チェ?どこ?っつって。
前半だけで交代しちゃったし。もうちょっと見たかったんだが。


試合は高橋のゴールで早々と先制。
京都は前線のタレントを活かした攻めで
柳沢の動き出しや、林のスピード、ディエゴの個人技と
それぞれが自分の特性をはっきりと主張する感じで
多彩な攻めをみせる。
高橋のゴールも反対側サイドで、誰が入れたのかすら分からない
状況で、トリモバの速報を確認し、ケータイで確認する始末。
その刹那、主審がなぜかレッドカードを提示。
完全に見逃す。さらに座り込んでいるのが深谷。
パニックに陥るが、京都の李が退場だと分かり、ほくそ笑む。
が、前半21分にぬか喜びに変わる。


一人減って逆にやることがはっきりした京都。
縦パス1本から林が抜け出してトリニータの右サイド突破。
シュートをねじ込む。これはしっかりと見えた。見たくねぇっつうの。
残念ながら同点に追いつかれる。
ここから無性に嫌な予感がし始めた。
どうも悲観的に・・・。
試合終了までは、「勝たなければいけない」トリニータと、
カウンターを狙う京都とのせめぎ合いでスリリングな試合展開となる。
トリニータの猛攻、凌ぐ京都、時々カウンター。
こっちから見れば試合自体は面白かった。
サンガサポ的にはしんどい試合だったと思う。
お互い苦しい戦いを終えたその瞬間、大分のJ2降格が決定した。
1-1、引き分けでタイムアップ。
攻めのカードを3枚使い切るも打破できず。
残念そこはシジクレイ以外の何者でもない。


タイムアップの笛を聴いてからビデオをまわす。
重苦しい雰囲気のゴール裏。呆然とする俺。
「あぁ・・・ダメだったか」と。




しかしサポは拍手で選手を迎える。
選手の足取りは重かった。監督・スタッフもゴール裏へ集結。
ビデオ越しに高松の仕草に気付いたとき、ぐっと来た。
完全に涙目、俺。
「泣くな高松」と叫ぶ俺。
責任を背負い込むなと、そう思ったから叫んでた。
そんな一部始終。
撮影したものの、公開すべきかどうかは悩ましかったが・・・。
ズームにし過ぎちゃって・・・肖像権もあるし。
公開は短時間の期間限定になるかもしれません。




監督が改めてサポの前まで来て、挨拶。




こんな状況の後、サンガサポからコールが起こっていることに気付く。
あぁ、あの人たち降格の辛さ知ってるからなぁと、優しいねと
連れと話しながら拍手してホテルに。


降格しても拍手で選手を迎えてしまっていいのだろうか、
と考えてしまった。撮影してたんで努めて冷静を保とうとはしたが
高松の涙で全て吹き飛んでしまった。
泣くなキャプテンと。前を向こうぜと思えたもの。
落ち込んでる選手がいたら、励ましたくなる応援癖が・・・。


ゴール裏の態度に不満を持つ人が実際に目の前にいた。
「・・・・優しすぎるだろぉ・・・」と絞り出すように独り言を言った
兄ちゃんの気持ちも分かる。
選手がこちらに向かってくるときに「拍手で迎えてあげたいけどさぁ・・・・」
って言ってた後ろの方の声の人の気持ちも分かる。
ただ、どうしても罵ったりはできなかった。
降格という現実を突きつけられて、強がる以外にあの場で
出来ることはなかった。実は激しく動揺してた気がする。
冷静に考え事なんて無理。
でも選手にメガホン渡したりしなくて良かったとは思った。
撮影してる俺が言うのもなんだが、見世物にされてるみたいで
可哀想だった。サポまで撮影しっぱなしだったし。試合中も。
あぁ、次の降格チームのサポはどうするんだろうか。


数日経過して、改めて考えると強がりでいいかと。
次の戦いに向けて強がって進む以外にサポーターに何があんだと。
拍手してあげたって良いじゃねぇかと。
また戻るんだと。戻れる日まで応援するんだと誓った、
京都のお好み焼き屋での夜だった。
観光を楽しめたか?楽しめたに決まってるっつうの!
J2、逆境、おいでやす。

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