2021/08/21

2021年 天皇杯 4回戦 群馬戦

【群馬 1 - 2 大分】


天皇杯4回戦、ラウンド16のハイライト動画が公開されたので備忘録的にブログに書き残します。現地には行けていませんし、試合も観ていませんが備忘録です。備忘録。


スタメンはターンオーバー。スタートは3-4-2-1だったらしい。リーグ戦に絡めていないメンバーが中心の構成で、ベンチメンバーにはユース選手をずらりと並べた夏の思い出作りと将来への投資を一挙両得で実現した、この試合でしか観れないレアケース。現地に行って観戦できた人が羨ましい。


対する群馬。コロナ感染者が出てしまってメンバー構成には苦しんだかもしれない。エース大前が不在だったことは大きかった。


試合はあっという間に先制され、あっという間に追いついたという展開。ハイライト動画で観る限り、失点は残念ながら左サイドを崩されましたね。


ハイライト動画で右からのクロスに対してガッツリハンドをしてしまう群馬。今シーズン鬼門のPKを渡邉新太が決めて同点に追いついた。


前半終了後の監督コメント全てに「もっと」って書き連ねてあるので、リーグ戦に絡めないメンバーに対しての物足りなさが伝わってきます。もっとやれ、もっとです。



残念ながら求められた「もっと」が足りないままで90分を消化し、延長戦になってしまう。そうなるとメンバー的にユースのカードを切らざるを得なくなってくるのでハラハラでした。



延長前半にオシャレなヒールシュートで逆転に成功。小林成豪のゴールだと判明するまで長い時間がかかりました。この1点を途中出場のユース生の加勢もあって守り切り。ベスト8進出に成功。


あと2回勝てば決勝進出。メジャータイトルを獲得出来るチャンス。ここからは主力メンバーも出して勝ちに行って欲しい。



2021/08/16

2021年 明治安田生命J1リーグ 第24節 横浜FM戦

【横浜FM 5 - 1 大分】


雨のニッパツでの試合でしたがチケットも無く、DAZN生観戦となりました。ニッパツで試合するとき大体雨です。全国的にも大雨です。好調2位マリノスはフロンターレを猛烈に追撃中。木曜日に試合をした連戦のマリノスに体力的には優位なはず・・・でしたが・・・。


スタメンは久々に伊佐をワントップに据え、増山と小林成豪をシャドーに。GKにキャプテン高木を置いた。3バックの右には上夷。ボランチは小林裕紀と下田北斗のコンビ。左サイドは香川、右は井上健太。前からプレスをかけて来るであろうマリノスをスピードでひっくり返すプランだという推測は出来た。ベンチに長沢、藤本、渡邉新太、町田、野村という前線の選手を入れまくり、守備陣は新戦力の野嶽のみというメンバー構成。対マリノス戦を想定して勝ち点を得るなら殴り合って勝つしかない覚悟の布陣。


対するマリノス、スコットランドのセルティックにポステコグルー監督がシーズン中に引き抜かれ、シントトロイデンを解任されてケヴィン・マスカット監督を招聘。現役時代は殺人タックルで問題を起こしていたとWikipediaに記載があるオーストラリア人。ポステコグルーの元でアシスタントコーチをしていたこともあるらしく系譜は継承している模様。基本マリノスに定着している前がかりの攻撃的サッカーにシーズン途中から余計な手を加えることはせずに戦術継続路線。スムースな政権移行となっている印象。もともと豪華なタレントもいるし、負け無し状態だし、何もしない方が得策のため監督としての力量はまだよく分からないのが正直なところ。岩田智輝が先発でしたが、オリンピック代表にも絡めず、海外移籍もせず、どっぷりマリノスの主力になっていて複雑な心境です。海外に行け、海外に。


試合開始直後、解説の岩政先生がトリニータの布陣を4-2-3-1であると指摘。いつもの5-2-3-1ではなく、三竿、エンリケ、上夷、井上の4バックで、香川が左に上がった形であった模様。しかしDAZNにはなかなか明確に映らず、ボール保持時の4バックだけであった可能性もあるが試合後の監督インタビューでも特に否定しなかったので4バックスタートだったと思われる。守備時5枚で守る形にも見受けられたので何とも言えない。が、スタート時にマリノスが若干迷い気味の印象もあったのでおそらく4バックスタートだったのではなかろうか。4-3-3で足の速すぎる前田大然のいる右サイドに井上健太を当ててケアする意図もあったはず。ボール保持をせずに即時裏のスペースにボールを出してカウンターに入る形、序盤に決定機を作るなど目指していたことは表現できていた。しかし、誤算が2つ。誤算の1つは井上健太に早々にイエローカードが提示されてしまったこと、これにより前田大然対策が弱体化した。2つ目は先制されたこと。これにより真っ向勝負に拍車がかかる展開となってしまった。先制してのらりくらりボールを蹴って時間を使って体力を温存することが出来ないプランにならざるを得なかった。



それでも前半終わり際にコーナーキックから伊佐がゴールを決めてゲームを振り出しに戻せた時は光明が見えた気がした。13番が待望の結果を出してくれた。勢いに乗れると思った矢先、直後に崩された訳でも何でもない失点をして再びリードされてしまったことは痛恨の極み。再び用意した自らのプランを手放してしまった。



後半、1点を追うためにリスクをかけて前に出続けなければならなくなったトリニータは前田大然のスピードの前に屈し、ボロボロと3失点。前田さん、早く海外移籍して欲しいです。ひっくり返し合いで後手に回り前に出れども裏返されてどうしようもない状況に陥った。攻撃陣は選手交代が出来たものの、両軍の守備陣は体力的に厳しい状態。隙はあるのになかなか勝てないマリノスとの試合は走り合いの様相になりがち。雨の中、お互い超攻撃的でアグレッシブな試合ではありました。優勝した頃のマリノスが戻って来た感じ。強いマリノスが息をつく暇を与えないほどの展開に途中でもう・・・、マリノスさん・・・、攻撃止めてそろそろボール回しして時間稼いでくれないかなって思いました。



あくまで今回の戦い方は対マリノスを考慮しての戦い方であって、また保持を重視する戦い方をすると思われます。ベースは保持。これまで保持して引き出しても、裏のスペースへひっくり返すスピードが足りずに押し込まれっぱなしになっていた数試合を考えると一見この戦い方の方が勝ち点を得る可能性が高いような気がしますが、相手のスタイルが明確なマリノスだからこそ繰り出せた策だと思えます。大分トリニータ対策をしてくるようなリアクションサッカーではなく、アクションする側のチームとの戦いは次の札幌くらいでしょうか。見た目的には面白いんだけれども、やはりリスクは多め。しかし、もはや勝ち点を得なければ何も得られないので、リスク多めの試合をこなさないとならない状況でもあります。この路線が続くのであれば、補強メンバーを活かせるかもしれない。


まだまだ残留争いから抜け出す兆しはありませんが、1位2位との対戦を終えて、もうずっと正念場です。まずは天皇杯を消化し、次節札幌戦でどう戦うか。J1だから若手に厳しい環境を体感させてあげられているので、もうしばしJ1に居たいのだけれども大変厳しくなってきております。チラ見したプレミアリーグでは観客が戻って来ていて大変羨ましかった。出来ればJ1でもう一度あの景色を取り戻したいものです。頑張って欲しい。




2021/08/10

2021年 明治安田生命J1リーグ 第23節 川崎戦

【大分 0 - 2 川崎】


現実逃避にうってつけであったオリンピックTV観戦期間が終了してJリーグも再開。ホームで無敗の川崎を迎えるという現実に向き合わなければなりません。オリンピック楽しかったなぁ・・・生で観たかったんですが、東京に居ながら全くオリンピックの存在感を感じられることが微塵も無いままに終わってしまいました。この中断期間に大分FCは追加で戦力の入れ替えを敢行。



鹿児島から野嶽惇也という、夏侯惇的な漢字変換が難しそうなMFと神戸から東福岡のクリロナと呼ばれていたらしい増山朝陽を獲得。新しい選手が獲得出来ているという点においては色々と生きている感じはします。死んでいない、それだけは伝わってきます。新加入の代わりに福森を北九州に、髙澤を新潟に期限付きで放流。戦力の入れ替えが進み、メンバー選考はより熾烈な争いが勃発しているのではなかろうか。


この日のスタメン、並びはいつもの形で右CBに坂が戻って来た。ボランチは長谷川と小林裕紀というコンビ。右サイドに井上健太、左サイドに香川、シャドーに渡邉新太と野村、ワントップに長沢というメンバー。ベンチには上夷、下田、町田、梅崎、増山、呉屋と新戦力も3人が入る状況。


対する川崎。リーグ戦無敗という圧倒的な戦績を継続しているJリーグ史上最強の状態。前年の昭和電工ドームでの試合で我が軍に負けたのが最後の負け。以来勝ち続けているという恐ろしい強さ。オリンピックに出場した三笘や旗手はさすがに帯同せず、田中碧は既に海外移籍済み。三笘も海外移籍の噂があり、オリンピックで海外との差を痛感したであろうこともあって、海外移籍が加速していくと推測される。その割に補強が無い川崎。元々の戦力は厚かったが、ACLも戦っておりどこかで選手の離脱は起きるはず。負け知らずの足元で少しずつチーム形を変えざるを得ない状態になっていくのではなかろうか。ベンチには丹野、小塚、知念と過去に所属していた選手が多く入った。


この日はジェイリースサンクスデー。底値でジェイリースの株を少し購入できた私にとって、その後業績好調で値上がりを続けてくれた株価のおかげで毎日がジェイリースサンクスデー状態。さらに株主優待のポイント制ギフトセットではトリニータ応援グッズも選択できるという至れり尽くせり状態。資産は増える、配当金も復活、トリニータグッズまでもらえるという一挙3得。上がった株価はいつか下がるものですが、暴落する日までサンクスデー継続です。


試合はもう手も足も出ず。いや、手も足も出たけれども後半の15分間くらいだけでした。4-3-3で強烈なボールホルダーとなる家長が自由過ぎるポジショニングをする特異な川崎に対してボールを奪うことが出来ず、保持しても前線ではすぐに奪還され、効果的な攻撃が構築できない時間帯が長く続いた。準備して来た守備体形はある程度は機能したかもしれないけれども、ジェジエウというこれまた強烈な強さと速さを誇るDFにことごとく攻撃のチャンスが潰されてシュート2本、コーナーキック1本で終わるという屈辱的な差を目の当たりにした試合となりました。1失点目はレアンドロダミアンのシュート。1本のパスでダミアンがいる前線に供給された形だったのでシュートは防ぎたかった。2失点目は最終ラインのパスミスが目立つようになってから。前線の選手を入れ替えて、ハマり始めた攻撃を継続しようとしていた矢先に川崎もフレッシュな選手をいれて形を変えて来た。疲労もあってか精度急落。前線にボールを配給できなくなってしまった。後半途中までが唯一の見どころある試合となってしまいました。無敗の川崎にねじ伏せられて完敗となりました。


他の残留争いクラブは勝ち点を積み増し、我が軍は川崎相手に積み上げられず、さらに次の試合は2位マリノスを相手にするという苦しい日程が継続。もうほぼ全てのチームが格上なので、相手が1位だろうが、2位だろうが18位だろうが関係なくチャレンジせねばなりません。次節も厳しいだろうけれども踏ん張って欲しい。ノーサンクスデーに終止符を打て。


2021/07/28

2021年 明治安田生命J1リーグ 第3節 G大阪戦

【G大阪 2 - 1 大分】


延期となっていた第3節、平日夜のDAZN生観戦。プランハマれど遂行し切れず、という試合内容でダメージの大きい逆転負けを喫してしまいました。消耗が激しい夏の連戦で苦しんでいたガンバを相手に最後の最後にエネルギーが切れたのはトリニータの方に見えました。前に押し出すパワーが残っていなかった。順位表も今までは1試合消化が少ないから、というエクスキューズを心の糧にしてきましたが、他のチームと消化数も並んでガッツリ苦しい現実が圧し掛かる。この夏はオリンピックでも観よう、オリンピックでも。


先発メンバーは前節からボランチ下田だけがベンチ外となり、小林裕紀が入った。ベンチメンバーには新戦力呉屋、びっくり帰還梅崎、怪我から復帰の野村とかなり厚みが増した構成に。特に中断期間中に梅崎という予想外の補強には驚かされた。2006年に西川周作と共にA代表に選ばれ、海外移籍するというユース生え抜きの新しい道を切り開きまくったレジェンド。右サイドで使うつもりだとしたら今シーズンの松本怜さんに対する強化部のぞんざいな扱いが気になりますが、強化部が諦めずに何かやろうとする意欲は感じられました。先制しても、先制されても後から切れるカードの種類が増えたので、戦術の幅は広がるはずでした。はずでした。


対するガンバ。お疲れ様ですとしか言い様がない日程を消化せざるを得なくなった今シーズン。コロナ感染に始まり、シーズン序盤にレジェンド宮本監督を解任、これまたレジェンドの松波監督が就任するもACLで消耗しながら敗退。そこから未消化の試合を立て続けに消化する15連戦が始まっている状況。珍しく小野瀬が左サイドに入るくらいにはやり繰りに苦しんでいる。明らかに手負いのガンバ、我が軍にとっては大チャンス到来。勝たねばならなかった。ただ、終わって冷静に振り返ると宇佐美・倉田・矢島などの主力をベンチに控えさせたのは温存とかターンオーバーというよりも終盤に失点の多いトリニータに対しての最適解だったのかもしれません。準備されていたパワープレー。


試合自体は3バック同士でミラーゲームの並びになりつつも、トリニータはボール保持時に4バックになったり、ポープを含んで数的優位を作ったりと常にガンバのプレスを回避出来つつ、ボールを前進させることが出来ており、準備して来たことが発揮できていたので安心して観戦できました。非保持時、ガンバに戦術的怖さは薄く、トリニータのプレスがハマりボールを奪い返すことが多かったですが、個の力で打開することを前提にしたシンプルな攻撃でトリニータゴールを脅かした。何度かあった枠内シュートはポープが冷静に処理できたことで前半は0-0と均衡を保つことが出来た。


前半に小林成豪が痛んだシーンがあった関係か、後半頭から野村が久々の出場。先制はこの野村がコーナーキックのキッカーを担ってからだった。野村の後に交代出場した呉屋が得たコーナーキックでキッカーとなった野村は逆サイドまで届く正確なキックを披露。この折り返しをエンリケが詰めて先制。攻撃のリスクを最小限にしながら新戦力と復帰した10番の力でセットプレーから得点するというプランが見事にハマって試合を動かすことが出来た。逆にリスクを負って前に出ざるを得なくなったガンバは宇佐美・倉田・矢島、そしてレアンドロペレイラまでもを投入して追撃にかかる。防戦一方になりかけたトリニータは刀根、梅崎を投入するも押し返す余力がなくなりラインが下がってしまった。ブロックを敷いた守備が崩されたりした訳ではなかったけれども、レアンドロペレイラと宇佐美にシュートを決められて逆転負けとなりました。


死に物狂いで得点を奪いに来たガンバを真正面で受けてしまわざるを得なくなった時間帯が惜しい。前線で時間を作れなくなってしまったのが試合をひっくり返された敗因。総走行距離では上回っていたからこそ最後に疲弊した夏の一戦。せめて引き分けに留めたかった内容でした。特に90分以上前線でチェイスを続けた長沢を交代出来なかった点が反省点。ワントップ梅崎でも良かったかもしれない。結果論ではありますが交代要員の選定が違えば結果も違ったかもしれない。まぁ他にも決定機を作られてもいたし、ギリギリ持ちこたえて何とか戦術で上回ろうとはしていたけれども、個人の、札束の力でねじ伏せられたという、地方のクラブを応援する我々が一番観たくない内容で負けたことは確かです。辛かった。


試合を観ていてガンバの出来がかなり悪かったので、そんな厳しい状態のガンバに勝てないとなると後半戦も厳しくなるだろうことは推測できますが、呉屋・梅崎の加入によりベンチ入りの競争は激化していくでしょうし、あとはチーム内の競争で個の能力が活性化していくことしか活路は見いだせないかなとも感じました。梅崎が持っているベテランの経験をチームに還元して欲しいと切に願います。状況は厳しさを増していますが、まだ試合は残っていますから最後まで戦い抜いて欲しい。しばらくオリンピックで気晴らしですかね・・・。


2021/07/11

2021年 明治安田生命J1リーグ 第22節 浦和戦

【大分 1 ― 0 浦和】


なぜか本拠地で浦和に負けないジンクスが発動。大分が自力で勝ったのか、浦和が勝手に負けたのか何とも不思議な現象が毎年起きますが今年も昭和電工ドームで無事勝ち点を得ることに成功。相性が良いと言ってしまえば楽ですが実は周到な、入念な準備をしていたはずです。天皇杯から準備期間が無かったなんて嘘です。リーグ戦のメンバーにはみっちり対策を落とし込んでいたはず。そうじゃなければあれほど良い試合の入りが出来るはずがない。


一応ですね、ゲン担ぎも手を抜かず続けようと再開はしたんです。今まで「カツ」的な揚げ物にとらわれ過ぎていたかもしれないので別の切り口でアプローチしてみようと思い立ちまして、勝利をね、勝利を、大勝利を呼び込もうと大勝軒のつけ麺にしてみました。白星にあやかって白髪ねぎもトッピング。効果絶大。大勝です、大勝。今節のMVP。辛いつけ麺にしたせいで大勝利よりも辛勝になった気もしますが、いやいや勝ち点が少ない我が軍にとっては間違いなく大勝利でした。


天皇杯のカップ戦メンバーからガラリと入れ替えたスタメン。GKポープ、3バックは左にレッドカード休暇から復帰の三竿、真ん中エンリケ、右に上夷。上夷は清水戦ではちょっと物足りなかったので意外な抜擢。ボランチは下田と長谷川のコンビ。左サイドは香川、右サイドに成長著しい井上健太を配置して、長沢ワントップの小林成豪と町田也真人がシャドーに入るいつもの3-4-2-1。ベンチメンバーは分厚くなっている印象。



対する浦和。宇佐神宮の加護が生んだSGGK西川周作が一時期スタメンを奪われるという衝撃の新人、若干18歳の鈴木彩艶の台頭が話題。飛び級でオリンピック代表に選出された後は再び西川周作がスタメンを奪い返した模様。オリンピック代表に選ばせようとする浦和の戦略とそれに応える若手GKは素晴らしい。しかしそれでもスタメンを奪い返す西川周作が更に素晴らしい。基本は4-2-3-1の並び。リカルド・ロドリゲス監督が落とし込んでいるポジショナルプレーが浸透し始めて結果が出ている。特に今シーズンはMF小泉とデンマーク人FWユンカーの補強が大当たり。



結果を出す上に見た目も王子様っぽく、日本に溶け込もうとツイッターで日本語でコミュニケーションを取るというマルチタスクっぷり。さらにうどん好きという、ピーターウタカのおでん好きに次ぐ分かり易さ。うどんでお祝いは安上がりで好感持てます。Jリーグで長く活躍しそうな条件を全部持っていて困る。ユンカーまじユンカー。このユンカーを止められるのかどうかが守備面の鍵でした。しかし、浦和は柏から江坂も補強したし、酒井宏樹も補強したのはえぐい。シーズン後半の台風の目になるんじゃなかろうか。


試合は昭和電工ドーム特有の暑さもあってか、清水戦に似た様子見しつつのローペースで始まった。前3枚がプレスに行く位置は諸条件が揃った時のみの設定であった印象。最終ラインから連動した守備になっていた。更にその中でユンカーを抑えるためにまず決定的なパスの供給元である小泉との関係性を分断。小泉に対しては強く寄せて自由を奪う。浦和は5レーン理論をベースとしたポジショナルプレーが浸透し始めたからこそ、我が軍のスペースを埋める5-4の守備ブロックにハマってしまい、さらにエンリケの個の能力がユンカーを抑えて手出しさせず、浦和がボールを保持するけれども深い位置に侵入出来ない状況を作り出せました。浦和の最終ラインからのボール回しがプレスに引っかかり、ショートカウンターを発動できるシーンを何度も作り出せていた。


そんな立ち上がり、試合が動いたのは12分、左サイドで西川周作からのピンポイントパスを受け損ねた浦和のミスにつけ込み、ボールを奪った三竿が小林成豪につなぎ、成豪がそのまま持ち込んでクロス。長沢がニアに走って浦和DF槙野をつり出し、裏に空いた広大なスペースに浦和殺しの異名を与えたくなる町田也真人が颯爽と登場。ヘディングシュートで先制点を決めた。久々のリーグ戦ゴールはまたしても町田也真人。これで勢いに乗れたトリニータはその後も再三決定機を作り出す。戦術が浸透してしまったからこそ対策しやすくなった浦和を逆手に取り、ショートカウンターを何度も発動。追加点を奪って試合を決めなければならなかったくらいの決定機を量産。素晴らしい内容の前半だった。追加点が欲しかったけれども。


後半も守勢に回り過ぎず、攻撃の意識を持ちながらカウンターを決めたかったのだけれども、浦和が先に動き、後半頭から杉本健勇を投入。2トップの4-4-2っぽく並びを変えて来たことで守備の狙いが分散されてしまって残念ながら守勢に回ってしまう。浦和に移籍してからの杉本健勇はすこぶる評価が悪くなっていますが、この試合は躍動して非常に厄介な存在でした。急に困る。移籍or残留アピールか何かだったんでしょうか。しかし、トリニータとしてはここで我慢できたことが大きかった。セットプレーでもやられなかったし、守備面ではこの試合はエンリケが本当に安定していて真ん中で跳ね返し続けた。パーフェクトなエンリケがユンカーを完封。個の能力だけなら昨年のメンバーよりもベースアップしている印象さえあって、苦しい時間帯の守備陣の我慢が勝利を手繰り寄せた。守備陣が素晴らしかった。若手の上夷、井上健太の右サイドコンビはようやくJ1で納得できる内容で応えてくれた。井上健太はクロスも縦への突破も一級品になりつつある。後はもうゴールを決めてしまって下さい。ようやく一皮剥けた、井上ズル剥健太に進化し始めた。遅い。シーズン頭からそうであって欲しかった。我が軍では大卒は即戦力。後半戦で取り返そう。



そして唯一の得点を生み出した町田也真人。毎試合イラっとする情報しか出さないOptaもこの日は良い情報出し。浦和キラー町田也真人がMVPです!つけ麺がMVPな訳がないだろ!試合後のヒーローインタビューも素晴らしかった!これからもどんどん大分県民を笑顔にして欲しい!



この成長し始めたメンバーでJ2に戻る訳にはいきません。坂も負傷離脱中、10番を背負う野村もまだ復帰していない、その中で呉屋を補強した。黒﨑や高山薫の移籍があったのでもう一人くらい、更に補強があるのかもしれない。なんだか急に盛り返せる気がしてきたな・・・。清水戦からもベースの戦術は変わってないけれども、1つ勝つだけで全く印象が変わるのがサッカーの恐ろしいところ。ボールの動かし方も板に付いてきたし、各々の能力は高いし、若手が主力になりつつあり、怪我人が戻れば急激にベースアップしそうな雰囲気。この流れで次の試合もすぐ・・・え?中断なの!?また中断前の試合だけ勝った感じです!?休みに入る前に駆け込みでキッチリ仕事するの何なの!そんなに気持ち良く休みたいの!?勝つなら何でも良いんだけれどもさ、しばらくお休みして、そして未消化である3節のガンバ戦を迎えるってことですね。呉屋がいきなり登場するか。伊佐も渡邉新太も元気だったので、髙澤を含めたより熾烈なメンバー争いを期待したい。ガンバ戦が非常に楽しみになってきました!期待して待ちましょう!